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SERVICE受託サービス

製品評価試験・生体計測受託サービス

暑熱・運動生理学に基づきた新しい製品評価サービス誕生!

生体情報を利用した製品評価データが、1件5万円から。

高精度ながら、気軽にご利用いただけるローコスト設定。
御社の製品を使用中の生体情報を測定致します。

リーフレット

※請負試験は、安静、運動、作業、睡眠など、日常生活シーンにおける生体情報の測定を行い、測定データを納品することを想定しており、侵襲性の高い試験や手順が複雑な試験、また、試験実施に特別な設備が必要な場合については、お受けできない場合がございます。

『汗科学』の先進企業だから実現!

スキノスは、”発汗”の様子や量を高精度に測定可能な世界に類のない技術を有する信州大学発ベンチャー企業。
信州大学医学部、繊維学部との共同研究により、”発汗”やそれに付随する人の体温調節機構と健康管理に関わる独自の生体情報解析技術の研究を行なっています。

暑さ対策製品には『発汗計測』が有効!

温暖化が加速する中、暑さ対策や日常生活の快適性を高める製品が注目されており、その市場規模は100億円以上とも・・・。

発汗は、暑熱ストレスに対応する生体反応。かつ、汗による皮膚の濡れ感は不快感を助長します。

発汗量を軸とした生体反応の測定により暑熱的不快感を数値的に評価することができます。

さらに幅広い製品評価に有効!

衣服、寝具、繊維製品、運動器具(サウナスーツ等)、冷暖房、住環境、熱中症・暑さ対策グッズなど、発汗を中心とした評価は幅広い製品に有効です。

評価事例:編み構造の異なるスポーツウェアの比較

サンプルA,Bともポリエステル素材。サンプルBは厚みがありますが、特殊な編み構造により濡れても通気性が落ちない特殊構造になっています。

【運動中の頚部発汗量比較】サンプルAに比べサンプルBは、運動開始以降の発汗量が優位に低くなる傾向が確認されました。通気性の高さが運動時の熱放散を助け、結果的に発汗量の抑制につながったと考えられます。

受託サービスの流れ

安静、運動、作業、睡眠など、日常生活シーンにおいて、お客様からご提供頂いた試料を被験者が使用し、その際の生体情報の測定を行います。試験実施後、測定データを納品致します。お客様のご要望に応じて、適切な測定プロトコル、測定項目をご提案致します。

 

● 測定項目の例

心拍数、皮膚温、深部体温、局所発汗量、全身発汗量、皮膚電気活動、環境温度・湿度、心拍変動解析(自律神経指標)、皮膚血流の測定、呼吸数の測定、サーモグラフィ、筋電図測定、呼吸代謝測定(消費カロリー)、尿比重の測定(脱水指標)、官能検査

 

試験の流れについては、こちらをご参照ください。

ご不明な点やご要望など、お問合せフォームよりお気軽にお問合せください。

【参考】基本的な測定項目について

ヒトの体は、体温を一定に保つことで高いパフォーマンスを発揮することができるため、暑さ、寒さを感じると、その影響を最低限に抑制するよう防衛反応を生じます。

防衛反応の有無は暑熱的快適性に直結すると言えます。

安静、運動、作業、睡眠など、日常生活シーンにおいて、衣服、寝具、運動器具、冷暖房など製品使用中の、『暑さ、寒さに対する防衛反応』を評価項目とすることで、製品がヒトの体温調節の状態や暑熱的快適性に与える影響を客観的に評価することができます。

 

●基本的な評価項目とその意味

暑熱生理に関わる最も基本的な評価項目を以下にまとめます。これらは相互に関連しており、複数の現象が組み合わさって現れます。そのため、複数の項目を測定し、総合的に評価を行う必要があります。

 
深部体温 体の内部、特に脳や内臓の温度を指し、通常は、皮膚温の変化や発汗により約37℃前後に保たれています。一方、強度な運動や極端な高温環境下では深部体温が上昇します。例えば入浴中の温浴効果などを確認する場合には、深部体温が有効な指標になります。
皮膚温 暑さを感じると血管が拡張し皮膚血流量が増加します。これにより体の深部で温められた血液が皮膚に流れ込み、皮膚温を上昇させます。皮膚温が増加することで、大流や放射によって熱が体外に逃げやすくなります。この反応は、多少暑い環境で生じ、皮膚血流(皮膚温)の変化のみで体温調節が行われる環境を『快適環境』と表現することもあります。皮膚温は、温度センサを用い、体の複数部位を連続的に測定する方法や、サーモグラフィを用いて分布を確認する方法により評価します。
発汗量 環境温度の上昇や運動などにより、血管拡張のみで体の熱を逃すことができなくなると発汗を生じます。汗が分泌されると、汗が蒸発する際に気化熱を奪い、皮膚温を低下させ体温を下げます。発汗による体の冷却効果は高く、例えば体重70kgの人が炎天を歩き、100mlの汗をかいたとき、体温が1℃上がるのを防ぐことができます。しかしながら、発汗を生じると皮膚の濡れ感を感じ、それが不快感を助長することがあります。汗は、蒸発することでその機能を発揮するため、液体として存在する水分は無意味であり、衣服や空調環境においては、この無意味な発汗を減らし、いかに効率的に体を冷やすかが暑熱環境での快適性を高める上で重要なポイントとなります。一方で、運動中や入浴中の発汗は爽快感を生みます。そのため、運動の効果や温浴効果を確認する意味でも発汗量が有効な指標になります。
心拍数 運動強度の指標として、心拍数を用いることが一般的になっています。運動中は筋肉が熱を生成し、発汗や皮膚血流の調整によって体温を下げる必要があります。

 

汗の評価を動画でご紹介

機能性衣類を評価した紹介動画です。

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